奄美三線と沖縄三線のバチ

奄美三線と沖縄三線の違い、今回は必須の道具の一つ、バチをじっくり紹介します。

沖縄三線のバチ

沖縄三線 バチ

まずは沖縄バチ。

私の話をすれば、沖縄三線は爪で弾くのでバチは使いませんが、沖縄三線には指で弾くほか、指にかぶせて使う専用のバチやギターを弾く時に使うピックなどを使う人、大体この3つのいずれかで音を出します。

傾向としてあるのは古典を演る人は専用のバチ、民謡はピックや自分の爪で弾く人が多い傾向があるそうです。

余談になりますが、一度、この沖縄三線専用のバチの、数百にも及ぶコレクションを見せていただいた事がありますが、それはもう水牛の角から普通の牛の角、象牙から黒檀に至るまで壮観でした。写真を撮らなかったのが今となっては悔やまれます。

奄美三線のバチ

奄美三線用のバチ

対してこちらの画像のバチが奄美三線で使用するバチです。

竹やプラスチックを削ってバチに加工したもの、べっ甲やクジラの髭などを削ったものや、コンビニのコーヒースプーンなどが写真には写っています。

その他にも、使わなくなったFRP制の釣り竿を削ったもの、ウチワの骨、扇子の骨、素材も色々、共通して言えるのは、細長い薄い棒状のバチを使い演奏します。細長いバチで弦を胴と一緒に弾き叩く事で奄美三線独特の音が鳴り響くのです。

素材は人それぞれ好みがあって、更に島唄を演るほどに、愛用のバチは長さも柔らかさも幅も好みが出てきます。奄美の三線弾きの間では、◯◯が作ったバチが良いとかそんなバチ話が交わされます。

演奏する人によって違うのです。やがては、自分が使いやすい様に自作する人もいれば、バチにはまったく無頓着な方もおられます。

朋樹の愛用するバチは、市販されている竹製のものよりも、若干、幅が広めの竹製を好んで使いますが、竹製の物は、六調などかき鳴らす系の曲の際は、簡単に割れてしまうので、島の三線屋で売っている粘りのあるプラスチック製の物とを使い分けで演奏するといいます。

私自身はべっ甲やクジラの髭といった天然素材のバチで弾く音を好みますが、べっ甲は奄美でしか入手出来ず、更には3500円というかなりのお値段、くじらに至っては市販されておらず、自分で加工するしかありません。そんな感じで、現実的には竹を削ったバチを普段使いとしています。

 

奄美三線のバチ

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◆ 里朋樹オフィシャル 記

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