奄美のチヂン太鼓

奄美チヂン太鼓

奄美三線と切っても切れない間に有るのがチヂンと呼ばれる太鼓です。三線の伴奏はもちろん、八月踊りなどに使われます。

奄美のチヂン太鼓は、クサビ式締め太鼓と呼ばれる造りで、胴に打ち付けたクサビで紐を引っ張って音を調整する独特の太鼓です。

胴の材質は乾燥させたクスやセンダンの木。

太鼓の皮は、牛皮で出来たものと馬皮の物が主に流通していて、馬皮は、牛皮と比べ少し皮が薄い分軽快な音を発し、牛皮の音は重量感があり丈夫。

山羊の皮も馬皮より薄く、更に軽快に響き良い音がすると言われ愛用者も居る様ですが、入手が困難なうえに薄くて破れやすいといわれます。

奄美のチヂン太鼓

チヂンのルーツですが、専門家の研究によれば、クサビの打ち方などの特徴から、ヤオ族という中国南部の少数民族のものと考えられているそうで、奄美大島、徳之島、喜界島などではこのチヂンが使われているものの、更に南の沖永良部島や与論島ではほとんど残っておらず、チヂンもまた奄美三線と同じく島唄と関わりが深く今日に伝わった事が伺えます。

沖縄・奄美の太鼓と紹介されることがありますが、さにあらず、奄美諸島の太鼓です。

ふと一昔前の奄美を思い出すと、このチヂンだけを取り扱っている太鼓屋が名瀬や古仁屋にはあった記憶があります。今は三線屋にチヂンも置いてある、というのがスタイルですね。

沖縄 パーランクー

沖縄の太鼓は写真のパーランクーをはじめ、実に色々な太鼓や小物がありますが、奄美のチヂン太鼓は、それぞれちょっと大きさが違う程度でこのチヂン一種類だけです。

◆ 里朋樹オフィシャル 記

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