三線のチューニング(音合せ)

今日は三線のチューニング、音合せの話。

奄美の方言では「てぃっだむ」みたいな言い方をしますが、沖縄では「ちんだみ」と呼びます、同じ流れの言葉なのは間違いありませんね。「音が合っている」「合ってない」、とかいう言い方をする事も多いです。

チューニングは基本中の基本、三線にかぎらず、特に弦楽器を奏でるにチューニングは必須作業です。そして、腕が上がるにしたがって上手になると決まっていたりします。

考えたら当然の事でもあるんですが、初心者の方には音が合ってるとかそういうのも判らない訳で、更に達人と三線歴一年の者ではチューニングに対するシビア度合いも違う訳です。三線のチューニングは奥が深い物です。

そして、三線のチューニングは人によって基本となる音が違ったりするので話は更にややこしくなります。どういうことかと言うと、三線は基本的に唄に合わせる物なので、ある人はFの音が基本でもこちらの人はAだったりするんですね。

もっと分かりやすく書くと、同じ曲を朋樹はFで唄うけれど歩寿はAだったりするのです。また、これは日によっても違ったりもして、朝花節でチェックしたりする訳ですね。

こんな感じで上級者ほど、巧みに音を合わせる事出来るのは事実なので、あなたも三線の上達と共にチューニングは上手になっていくのは間違いので心配ありません。

ここでは、代表的な三線のチューニングに使う道具について紹介しておきます。朋樹をはじめ皆が言う意見は同じで、これさえあればと言うのは残念ながらなくて、どれも一長一短。

シュチュエーションに応じて選ぶしかありません。

ちなみに、奄美の三線も沖縄の三線もチューニングは同じです。1弦、2弦、3弦を「C-F-C」みたいに合わせるのが本調子になります。(実際のチューニングを後日動画撮ってアップします。)

調子笛(ピッチパイプ)

調子笛(ピッチパイプ)

調子笛とかピッチパイプと呼ばれる笛です。物凄く単純でCを基調にするならCの音を吹いてそれに合わせていきます。三線教室などへ行けば、まずこれを使う事が多いようです。

デメリットと言うと、ピーピープープー吹いて基本の音を合わせるので、発表の場などでは不格好だったりしますが、これもまた上級者程上手に使うのも事実。

個人的には一番オールマイティなチューニングの道具じゃないかなと思ったりもします。他のチューナーとは違って、電池など何も要らない訳ですから。

結局これは皆が三線ケースに忍ばせているのもこれです。

ギターチューナー その1

ギターチューナー

写真はメトロノームと一緒になった物で、色んなタイプが売られています。基本的にギター・ベース用の物なので、使えるシチュエーションも限られてくるんですが、精度的には一番なのはこれでしょう。

ピックアップ(マイク)を使う三線であれば、そのままこのチューナーを介してチューニングが出来るんですが、生音の三線ではざわついた場所での仕様は難しいです。

ギターチューナー その2

ギターチューナー

三線に使うならば、どちらかと言うとこのタイプのチューナが発表会などライブの場では使いやすいかも知れません。写真の様に天に挟んで音を鳴らせば、振動を拾ってくれチューニングが出来ます。

デメリットと言えば、不格好。全然格好悪くないという派も居るのは事実なので、好みがわかれるかも知れません。

調子笛と同じぐらいの値段で購入出来ます。

スマホのチューニングアプリ

スマホのチューニングアプリ

一昔前は考えれませんでしたが、スマホアプリにチューナーが幾つもあります。このアプリをスマホにインストールしておけば、基本の音が拾えるので至極便利。ギターチューナー その1と同じく、ざわついた場所での利用はまず無理ですが、予備の予備みたいな位置づけで入れて有ります。

無料から数百円のものまで、無料の物は広告が出るのが鬱陶しいので、100円・200円の出費はしておいた方が快適に使えます。

ギターチューナーにスマホアプリ共通の欠点は、電源がなければ動かないと言うこと。得てして大事な場面で電池切れとかがあるんです。

それぞれの長所短所を良く理解した上で利用しましょう。

懐かしい調子笛

昔の調子笛

朋樹が一昔前の調子笛を所有していました。今はもう売っていないので入手困難ですが、島の唄者はみんなこれを使って「てぃっだむ」していたのです。

1~12番までの番号が振られていて、島の人はFで唄うとは言わずに4で唄うみたいな言い方をします。キーの話をする時に番号で言うのはこの笛から来ているのでしょうね。

◆ 里朋樹オフィシャル 記

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