らんかん橋節

「大水が出てらんかん橋が流された、愛しい人の元へ偲んで来た加那(恋人)も会えずに泣きながら戻って行く」

と言うのが歌詞の内容で、愛しい人の事を思う恋唄として、島唄の中ではかなりポピュラーな唄です。島唄の教室では「行きゅんにゃ加那節」と同様に最初の頃に習う事が多いそうです。

さて、このらんかん橋が何処にあるのか?

名瀬の歓楽街にある、というのは定説ですが、民謡教室の先生に尋ねた所、らんかん橋は日本中何処にでもあって、特に昔は◯◯村のらんかん橋まで何キロとか、どこそこのらんかん橋での待ち合わせ、見たいな目印になったといいます。

身近にある「らんかん橋」が唄になったという、この唄もまた日々の暮らしの中から生まれた、島唄らしい唄の一つだということですね。

らんかん橋節

そんな事を思っていたら、仕事で時折り出かける、大阪の岸和田市に「らんかんばし」があるのを思い出し写真を撮ってきました。立て看板には、民謡教室の先生の話の通り、

「往時、この地方の「道路元標」ともされていて、他町村よりは欄干橋まで何里何町と表示されていた。」

などとはっきりと書かれています。

らんかん橋節
(画像をクリックして拡大)

先日の加計呂麻の諸鈍集落の年寄り連中にらんかん橋の事を尋ねると、瀬戸内では子供の頃から唄っていた唄と聞きました。とともに、注意点が。

泣(な)ちどぅ 又戻(またむど)ゆる

「戻る」とか「泣く」が入っていたりするので、祝いの席では唄えないので、そういう時は「今日のほこらしゃ」で唄うんだとも教えてもらいました。

なるほど、

今日(きゅう)ぬほこらしゃや ヤーレィ
いてぃよりむまさり(スラヨイヨイ)
いてぃよりむまさり

いてぃむ今日(きゅう)ぬぐぅとぅに ヤーレィ
あらちまたたぼれ(スラヨイヨイ)
あらちまたたぼれ

島唄がどんどん自分の中に入って来ます。

ちなみに、この動画のらんかん橋、朋樹は記憶に無いぐらい久しぶりに唄った貴重な動画です。

相方は榮百々代さん、このユニットも、初めて見る方が多いんじゃないでしょうか。

◆ 里朋樹オフィシャル 記

カテゴリー: 奄美の島唄 | Tags: , コメント(0)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

トラックバックURL: https://xn--bpvs4el93c.com/rankanbashi.html/trackback